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【QED 】quod erat demonstrandum 証明終わり 式の密室

※中央部分辺りは書き溜め文章ですので、文字が大杉になってます。
 レギュラー登場人物紹介も兼ねてますので、飛ばしたい人はとばしてネ



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今検索したら

『QEDシリーズ』(キューイーディー シリーズ)は、高田崇史による日本の推理小説のシリーズ。
2011年をもって本編が完結、2013年から外伝が2作発表された。全19巻。

(written in Wikipedia)



ん???


2011年をもって本編が完結
19
(イクッ!)



(๑╹◡╹๑)<ちゃっかり4年前に満を喫して完結してるじゃあないか!

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【Q.E.D. 証明終了】ではないのであしからずー
私は月刊マガジンみてたので、同作者の【ロケットマン】とか【C.M.B.】派です

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では、どうぞ


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【QED 】quod erat demonstrandum 証明終わり
副題:式の密室(wikipediaにリンクします)
著者:高田崇史(たかだふみあき)
発行所:株式会社講談社

高校生の男女は出てきません、あしからず。
(だから、それは加藤元浩の漫画の話っていっただろ(๑╹◡╹๑))

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著作『QED 百人一首の呪』にて
第9回目フィスト賞受賞にてデビューを果たした著者高田崇史氏。
明治薬科大学卒に合わせて、
主要登場人部である二名は薬剤師、薬学と平安時代等の歴史的側面が関連する殺人犯罪等を、
推理により解決していく小説作品です。

今作は裏表紙にあるように

『果たして、祟の推理は事件を謎解くばかりか、時空を超えて”安倍晴明伝説”の暗闇を照らし、
”式神”の真を射貫き、さらには”の起源”までをも炙り出す。
 これぞ、紛うことなきQED!20周年特別描き下ろし作品!!


と印刷。
2002年時点でメフィスト20年らしいですヨ!

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では、登場人物を紹介。

桑原崇(くわばらたかし)
※主人公です
明邦大学薬学部卒の薬剤師
現在、老舗の漢方薬局に勤務
軽くウェイブのかかった天然パーマが特徴で、
趣味は寺社巡りと墓参り
成績は優秀、大学時代には文学部の講義にも入り込み
教授に非常に突っ込んだ質問をしたことで、素性が明らかになる等
文系的な知識も豊富(趣味故か)
オカルト同好会会長を務めていた

棚旗奈々(たなはたなな)
明邦大学薬学部卒の薬剤師で、崇の一年後輩
現在は、崇と同じ区の薬局『ホワイト薬局』で勤務
推理物には興味深々、友人に誘われて大学時代オカルト同好会に入部していた。
【百人一首の呪】時点の研修会・懇親会にて祟と時折会うようになる。
酒は強い方。
よく勤務先の店長のクッソくだらない雑談のせいで、残業させられるのはモノローグかプロローグでよくみられるところ。


小松崎良平(こまつざきようへい)
明邦大学文学部社会学科卒のフリージャーナリスト、祟と同学年
だが、今作『式の密室』による昔話語りにより、実は一年生時に留年していることが判明。
叔父・祖父が警視庁勤務であり、この話を祟のところに相談事として持ってくるのがQEDの流れの一つである。
そして、祟の日本歴史トリビア雑談につき合わされ、毎度耳にタコができている(草)


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今作は、相変わらず事件話を持ち掛けてきた小松崎と会うため、
いつものバーで3人待ち合わせするところから始まる…が。
3人はどういう集まりなんだっけ?

今作内容は、バーで集まった際の雑談を経て、
小松崎と崇が出会った経緯及び
初対面時に取り上げていた、自殺でかたがついていた事件の推理解決話となります。
(๑╹◡╹๑)やっぱり殺人事件だったって、はっきりわかんだね(ミステリー特有)


今作のゲストキャラは
弓削 和哉(ゆげ かずや)
大学1年時の祟が出会う同級生(文学部)
食堂で、祟が飲んでいたひーこー(激寒)を彼がこぼしてしまった際に
祟が安倍晴明に纏わる本を読んでいたことにより、縁ができる。
安倍ではないが、陰陽師の末裔である祖父がいた。(父が中学生の時に自殺?

直後、空手部に勧誘しに来た一留の小松崎が現れることで、
彼と祟との間に腐れ縁ができるのであった(草)
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毎度毎度の日本文学の解説を取り入れつつの推理冥利に尽きるってわけですが、
今作品のネタバレになる要素を取り入れていくと…


・ 鬼ごっこはつかまったら鬼になる
・ 人か人でないかは、官位できまる(殿上人?)
・ 鬼や犬と呼ばれる【モノ】が存在する
・ 鬼を認識できるものは鬼と見做す(人に非ずとされる)
・ 草木あれども、【雑草】という名前の植物はない

ならば、平安の時、安部晴明他の人々が【式神】と呼び使役していたものはなんなのか
・ 下級役人の父と【狐】である母から生まれた晴明、中間に位置する立ち位置の者

鬼、犬、汚らわしいこと等々を忌むべき存在として認識するのであれば―――
汚れた事象を処理するのは自らの手?だが、それは忌むべきものを認識するということ
それはすなわち鬼ごっこにて、【囚われ鬼に転ずる様】か――?

【人】の手に余るというのなら、【人】ではないそれ相応の者に命ずるかそれらが自ら動くか
ならば、その【人】に非ざる者は何者か――【式神】



祟は、『超能力等はこれっぽっちも信じていないが、式神の存在は信じる』という
それは、つまりそういうこと。
決して、目に見えないものがモノを動かしたりしているわけではない。
【陰陽師】という特殊な立ち位置に身を置いたものでなければ、―貴族などもっての他で―

【鬼や犬】と称される身分の低い人間の相手をするということは、それだけで禁忌であるということ
【人】である者も、彼らに引きずられ【人に非ず】人間として、朝廷から認識されてしまうこと。

見えているけど見えていない
雑草と違い、人をいないものと捉えるのはサイズ的に無理があるだろうが、そうしなければ自らも【鬼】と評されてしまう
そんな、世界。


祟は陰陽師のいた平安の流れと、当時の自殺に見せかけた殺人事件のからくりについて、
『【式神】による他殺』である、と判断するのでした。


本作品は文章量はクッソ少ないのでさらっと読めますが、日本史Aくらいはやっておいてほしいところあるゾ
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