
紹介:funfun工房(ファンファンファクトリー) 渡辺祥智
funfun工房(ファンファンファクトリー)
作者:渡辺 祥智(わたなべ よしとも)
掲載雑誌:LaLa(白泉社)
掲載時期:2000年10月号~2002年12月号
ストーリー:
女子高生の望月みちる(もちづき-)、16歳の誕生日に友人の千夜に誘われ、
近所にできたおしゃれな喫茶店『funfun工房』にやってくる。
しかし、この喫茶店のチーフ、香坂苑央(こうさかそのお)はイケメンと噂される程の容姿を持ちながら
悪戯付き、『魔界』から食材を取り寄せる等、変わった(ですむのだろうか…)性格のお兄さん。
そんな店員苑央が作った、誕生日のマジカルパフェ
【魔女ベリーの誘惑と和三盆ケーキの逆襲】
を食べたことにより、
魔女マルベリーがみちるに取り憑いてしまう。
同じ頃、チーフ苑央はfunfun工房にやってきた他の学生客達には、
他の魔界フルーツを使ったデザートを提供してしまう
(故意です・・・)
魔界の従者が宿る星ブドウ入りの【呪い・DE・アラモード】を食べた10人の客
(みちるの通う男子学生(ぉ)や男子卒業生(お))、
彼らにもそれぞれの従者の魂、というか亡霊が宿ってしまう。
10人の従者が顕在したことで、魔力が溜まったのか、
みちるの中に眠っていただけの魔女が目覚め、一時的にみちるの体をのっとってしまう。
-------------------------
魔女マルベリーの話では、魔女がライバル視する相手、魔界の王子ピスターシュとの対決のため、
各従者の魔力の回収を狙っているとのこと。
一方、その王子が取憑いている憑依先というと、当然苑央のおにいさんです(笑)
お兄さん、ちゃっかり自分でも魔界から取り寄せたフルーツ、『プリンスメロン』を食べていたようで、
王子が現れるまで当事者の一人であることに気付いてなかったようです(←元凶です)
従者から魔力を得るということ、それは呪いを解くということでもあり、
従者の憑依先の男子との交流・問題解決などが物語として描かれていきます
-------------------------
この作品、全4巻(4巻については読み切り作品『メディスン・ホイール』が掲載されている)というように
お話自体は短めです。
前作の『銀の勇者』も5巻だったしね。
で、結末についてなんでですが、魔女が王子を敵視する理由は、
『敵視ではなく、恋する相手に対して自分が上だとわからせたい』
というしょうもない理由であって、王子の方も全く同じ内容。
魔界から人間界に来てまで痴話げんかしに来たのかね君たち。
そして…この魔界取り寄せのフルーツに宿っていた魔女や王子に従者達…
実は既に亡くなってるです。
その残留思念、思いの欠片が強すぎたのか顕界してしまったとのこと。
もともとこの魔女マルベリーと王子ピスターシュは幼少からの知り合い?友達?のようで、
身分の違いがありながらもこっそり遊んでいたようで。
しかし、当然身分の差は幼き二人を遠ざける原因でして、
魔女が王子のところへ訪問させまいとして用意されたのが、10人の従者。
その従者を邪魔に思ったマルベリーは従者と王子に魔法をかけてしまうのでした。
猫になった王子様
その後彼女達が魔界で大人になったのか、彼女らが若くして亡くなったのか、王子あるいは王家そのものが滅亡したのか
これらについては描かれていません。
どちらにせよ、存命中、この両想いの恋は成就しなかったのです。
みちる達に取り憑いた魔女マルベリー達が故人であった、
というのは憑依が取れる最後の最後でマルベリーとピスターシュがみちる達に宛てた会話で判明します。
そして、ラストに、魔女マルベリーがちょっと憂いを帯びた笑顔を浮かべながら
『生きている間に告白したかった』
とみちるに宛てて言った呟きはやはり心に残るものでした。
最初の方はファンタジーで元気はちゃめちゃなノリでしたが、終盤は徐々にシリアス、と言っても
起承転結!という感じにちょうど良い感じに締まっていく流れでした。
私は3,4巻辺りを妹と一緒にリアルタイムで見てました。ホント思い出に残ってますよ~。
…なんでまともにブログ書いちゃってるんでしょ(二回目)
作者:渡辺 祥智(わたなべ よしとも)
掲載雑誌:LaLa(白泉社)
掲載時期:2000年10月号~2002年12月号
ストーリー:
女子高生の望月みちる(もちづき-)、16歳の誕生日に友人の千夜に誘われ、
近所にできたおしゃれな喫茶店『funfun工房』にやってくる。
しかし、この喫茶店のチーフ、香坂苑央(こうさかそのお)はイケメンと噂される程の容姿を持ちながら
悪戯付き、『魔界』から食材を取り寄せる等、変わった(ですむのだろうか…)性格のお兄さん。
そんな店員苑央が作った、誕生日のマジカルパフェ
【魔女ベリーの誘惑と和三盆ケーキの逆襲】
を食べたことにより、
魔女マルベリーがみちるに取り憑いてしまう。
同じ頃、チーフ苑央はfunfun工房にやってきた他の学生客達には、
他の魔界フルーツを使ったデザートを提供してしまう
魔界の従者が宿る星ブドウ入りの【呪い・DE・アラモード】を食べた10人の客
(みちるの通う男子学生
彼らにもそれぞれの従者の魂、というか亡霊が宿ってしまう。
10人の従者が顕在したことで、魔力が溜まったのか、
みちるの中に眠っていただけの魔女が目覚め、一時的にみちるの体をのっとってしまう。
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魔女マルベリーの話では、魔女がライバル視する相手、魔界の王子ピスターシュとの対決のため、
各従者の魔力の回収を狙っているとのこと。
一方、その王子が取憑いている憑依先というと、当然苑央のおにいさんです(笑)
お兄さん、ちゃっかり自分でも魔界から取り寄せたフルーツ、『プリンスメロン』を食べていたようで、
王子が現れるまで当事者の一人であることに気付いてなかったようです(←元凶です)
従者から魔力を得るということ、それは呪いを解くということでもあり、
従者の憑依先の男子との交流・問題解決などが物語として描かれていきます
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この作品、全4巻(4巻については読み切り作品『メディスン・ホイール』が掲載されている)というように
お話自体は短めです。
前作の『銀の勇者』も5巻だったしね。
で、結末についてなんでですが、魔女が王子を敵視する理由は、
『敵視ではなく、恋する相手に対して自分が上だとわからせたい』
という
そして…この魔界取り寄せのフルーツに宿っていた魔女や王子に従者達…
実は既に亡くなってるです。
その残留思念、思いの欠片が強すぎたのか顕界してしまったとのこと。
もともとこの魔女マルベリーと王子ピスターシュは幼少からの知り合い?友達?のようで、
身分の違いがありながらもこっそり遊んでいたようで。
しかし、当然身分の差は幼き二人を遠ざける原因でして、
魔女が王子のところへ訪問させまいとして用意されたのが、10人の従者。
その従者を邪魔に思ったマルベリーは従者と王子に魔法をかけてしまうのでした。
その後彼女達が魔界で大人になったのか、彼女らが若くして亡くなったのか、王子あるいは王家そのものが滅亡したのか
これらについては描かれていません。
どちらにせよ、存命中、この両想いの恋は成就しなかったのです。
みちる達に取り憑いた魔女マルベリー達が故人であった、
というのは憑依が取れる最後の最後でマルベリーとピスターシュがみちる達に宛てた会話で判明します。
そして、ラストに、魔女マルベリーがちょっと憂いを帯びた笑顔を浮かべながら
『生きている間に告白したかった』
とみちるに宛てて言った呟きはやはり心に残るものでした。
最初の方はファンタジーで元気はちゃめちゃなノリでしたが、終盤は徐々にシリアス、と言っても
起承転結!という感じにちょうど良い感じに締まっていく流れでした。
私は3,4巻辺りを妹と一緒にリアルタイムで見てました。ホント思い出に残ってますよ~。
…なんでまともにブログ書いちゃってるんでしょ(二回目)
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