
高杉さん家のおべんとう 1巻 2巻
あらすじ
博士号は取ったものの無職で大学の研究室にいる温巳(はるみ)は未来への見通しもつかないまま
少し大きい文字日々を過ごす31歳。
ある日年若い叔母の美哉が急逝し、12歳の従妹久留里(くるり)を引き取ることに。
他人に心を開かない久留里との共同生活。
ふたりが近づくきっかけは
「おべんとう」だった。
(以下略)
MFコミックス(メディアファクトリー) フラッパーシリーズ
高杉さん家のおべんとう 1巻 2010年1月31日 初版第一刷発行
および2巻の感想です。
12歳で黒髪ロングの美人中学1年生が来る時点で
「あっ・・・(察し)」
と思い込んで読み始める男がいるかもしれませんが、そういうエロい話ではありません
高杉温巳:地理学の博士号を取得したオーバードクター(早い話が就職浪人中の無職)、31歳研究生です。
高杉久留里:中学一年生、温巳の叔母の娘。叔母である美哉が地元から家出同然で飛び出した後での出産・母子家庭であったため、結果的にほぼ温巳が引き受けることになった模様。
香山玲子:温巳の同期、すでに他大学の准教授(ファッ!?)、娘なつ希は中学時代の久留里(つまり1、2巻)の同級生
小坂りいな:
恋愛要素はある、というかだんだん膨れ上がっていく感じがします。
最終巻あたりでは肝心の「おべんとう」よりも恋愛要素が重きを置かれているうえに
作者が叩かれているとの話もあるので、どうなっていくかは興味あるところでありますが
仮にも女性漫画家の描く恋愛要素ありの漫画なんだから、少なくとも女性向けの時点で
多少人間関係がどろりとしてきてもそれは感性の問題で仕方ないのではないかと思いますが(まだ3巻以降未読)
中学1年生から高校3年生までの6年間を過ごすのだから、その間の久留里や保護者(正確には未成年後見人)にあたる主人公温巳の
男女関係の進展を踏まえれば
1、2巻における家族誕生の時期なんてとっくに抜け出しているわけでして
それぞれが男女の恋愛へ向かいつつ疑似親子あるいは兄妹として家族を形成するのか
前述の家族ではなく、恋人等としての夫婦的な家族を形成していくか
の二つのうちのどちらかにたどり着くはずです。
3巻を見始めるところですが、文章や背景も読み飛ばすことなくじっくりと読んでいきたいと思ってます。
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