
感想:新約とある魔術の禁書目録11巻
ブログほったらかしにしていておもったのですが、
せっかくなので読み終えたり、読んでいる途中の作品・商品の感想をつらつら書き残していく方がブログネタ的にもいいのではないのかなーと思い、唐突に更新することにしました。
というわけで、2年前に商品券もどきで購入したのに一年以上ほったらかし、
その後も数ページずつ読んではまた位置から読み直していた無駄このライトノベルを取り上げます。
新約とある魔術の禁書目録11巻 作者 鎌池和馬
その為の右手 説教おじさん
ネットやっている人であれば、この作品自体を聞いたことがない人は恐らくいないでしょうし、
『幻想殺し(イマジンブレイカー)』 「その幻想をぶち殺す」 【上条当麻】
これらの単語が有名なので、寧ろ知らないほうが珍しいのではないでしょうか(偏見)
真面目にいきます。
この11巻の主人公は、本編の主人公こと上条当麻やその仲間達ではなく、
上条当麻に片思いしている暴れ系ヒロイン御坂美琴を主人公とするスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲」の登場する敵キャラ的位置で初登場した女性キャラ【食蜂 操祈(しょくほう みさき)】となっています。
スピンオフ作品の超電磁砲では、この食蜂が単行本掲載時には、
上条当麻と初めて出会うシーンのセリフが【まるで初対面ではない】ようなニュアンスを持ったものに置き換えられていたことでちょっとだけ話題になりました。
この作品を薦めたい理由としては、
・上条当麻との意味深な関係が明らかになる
・↑のことや、他のちょっとした予備知識があればこの作品単品だけで完結する内容なので、
過去作品を見て世界観を全部掴む必要がない
ところです。
いきなりこの一冊を読み始めるのも良し、ということで今日の題材はこれになったわけです。
ではネタバレありきの感想イキマスヨーイクイク
【食蜂 操祈の過去の思い出と今を生きる物語】
序盤は上条当麻と初めてであった交差点から、当時(1年前)の回想を交える形で上条との思い出のある場所を散歩していく形になります。
が、最後に辿り着いた思い出の場所が記憶とまったく違うことから状況が一変する。
「記憶にある光景」と「目の前にある光景」が全く違う。
大規模工事の記録もなく、万一そんな工事があれば間違いなく街への影響がでる程度に光景が違う。
食蜂操祈は自分の心のよりどころともなっていた記憶を他者から傷つけられたことに激昂し、まだ見ぬ敵へと挑むのであった。
で、食蜂操祈は「心理掌握」という学園都市の超能力者(レベル5)認定、序列第五位の能力者であります。
その力を以ってしても自分の上条当麻の出会いの記憶を裏付ける証拠を導き出せない、むしろ出会ってない可能性のある証拠しか出てこないことに自分自身の記憶に疑いをも持ちはじめてしまいます。
中盤以降は、自分の記憶が他者に弄繰り回されているのかを中心としつつ、単身で自分の問題を解決しに行くわけです。
「心理掌握」の能力上、他人を操ったりしますし、敵対というか上条関係の知人を訪問したりなどしていくわけですが、
最初から最後まで主人公側の視点はこの食蜂だけです。
敵側の視点はありますが、食蜂操祈の事情を知ってる主人公側の視点は食蜂だけに固定されています。
そのため、食蜂以外の中立or味方勢力から食蜂への視点がありません。
読み手が敢えて食蜂の立場に立ってこのラノベを読むのもよいかもしれません。
これは夢なのか、現実なのか・・・。ってなってますからね。
心理掌握でありながら自分の記憶に自信が持てない恐怖、自分の記憶の違いを証明するかのような証拠の数々
なお、敵勢力が無駄に大掛かりに改竄したものばかりの模様←ネタバレ
終盤にかけては、食蜂の【記憶違い】に関するネタバレ及びそこに至った敵の目的が判明していくわけですが、
上条関係の知人の差し金とはいえ、ある意味食蜂操祈自身が掴んだチャンスともいえましょうが
、
彼が特に語ることもなく、偶然にも(偶然ではないが)颯爽と助けに来るシーンは、彼が彼女を知人としてもはや認識できないことを知っている食蜂操祈にとっては嬉しかったのではないでしょうか?
他のサイトを見ても、この単行本は単品で読めるという評価を受けているっぽいです。
本編作品ではありますが、実質上条当麻に好意を寄せる超能力者の一人の物語、としてのサイドストーリーですので、世界観を知りたいのであればwikipediaでも読んでからさくっと読んでみてくださいな。
せっかくなので読み終えたり、読んでいる途中の作品・商品の感想をつらつら書き残していく方が
というわけで、2年前に商品券もどきで購入したのに一年以上ほったらかし、
その後も数ページずつ読んではまた位置から読み直していた
新約とある魔術の禁書目録11巻 作者 鎌池和馬
ネットやっている人であれば、この作品自体を聞いたことがない人は恐らくいないでしょうし、
『幻想殺し(イマジンブレイカー)』 「その幻想をぶち殺す」 【上条当麻】
これらの単語が有名なので、寧ろ知らないほうが珍しいのではないでしょうか(偏見)
真面目にいきます。
この11巻の主人公は、本編の主人公こと上条当麻やその仲間達ではなく、
上条当麻に片思いしている暴れ系ヒロイン御坂美琴を主人公とするスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲」の登場する敵キャラ的位置で初登場した女性キャラ【食蜂 操祈(しょくほう みさき)】となっています。
スピンオフ作品の超電磁砲では、この食蜂が単行本掲載時には、
上条当麻と初めて出会うシーンのセリフが【まるで初対面ではない】ようなニュアンスを持ったものに置き換えられていたことでちょっとだけ話題になりました。
この作品を薦めたい理由としては、
・上条当麻との意味深な関係が明らかになる
・↑のことや、他のちょっとした予備知識があればこの作品単品だけで完結する内容なので、
過去作品を見て世界観を全部掴む必要がない
ところです。
いきなりこの一冊を読み始めるのも良し、ということで今日の題材はこれになったわけです。
ではネタバレありきの感想
【食蜂 操祈の過去の思い出と今を生きる物語】
序盤は上条当麻と初めてであった交差点から、当時(1年前)の回想を交える形で上条との思い出のある場所を散歩していく形になります。
が、最後に辿り着いた思い出の場所が記憶とまったく違うことから状況が一変する。
「記憶にある光景」と「目の前にある光景」が全く違う。
大規模工事の記録もなく、万一そんな工事があれば間違いなく街への影響がでる程度に光景が違う。
食蜂操祈は自分の心のよりどころともなっていた記憶を他者から傷つけられたことに激昂し、まだ見ぬ敵へと挑むのであった。
で、食蜂操祈は「心理掌握」という学園都市の超能力者(レベル5)認定、序列第五位の能力者であります。
その力を以ってしても自分の上条当麻の出会いの記憶を裏付ける証拠を導き出せない、むしろ出会ってない可能性のある証拠しか出てこないことに自分自身の記憶に疑いをも持ちはじめてしまいます。
中盤以降は、自分の記憶が他者に弄繰り回されているのかを中心としつつ、単身で自分の問題を解決しに行くわけです。
「心理掌握」の能力上、他人を操ったりしますし、敵対というか上条関係の知人を訪問したりなどしていくわけですが、
最初から最後まで主人公側の視点はこの食蜂だけです。
敵側の視点はありますが、食蜂操祈の事情を知ってる主人公側の視点は食蜂だけに固定されています。
そのため、食蜂以外の中立or味方勢力から食蜂への視点がありません。
読み手が敢えて食蜂の立場に立ってこのラノベを読むのもよいかもしれません。
心理掌握でありながら自分の記憶に自信が持てない恐怖、自分の記憶の違いを証明するかのような証拠の数々
なお、敵勢力が無駄に大掛かりに改竄したものばかりの模様←ネタバレ
終盤にかけては、食蜂の【記憶違い】に関するネタバレ及びそこに至った敵の目的が判明していくわけですが、
上条関係の知人の差し金とはいえ、ある意味食蜂操祈自身が掴んだチャンスともいえましょうが
、
彼が特に語ることもなく、偶然にも(偶然ではないが)颯爽と助けに来るシーンは、彼が彼女を知人としてもはや認識できないことを知っている食蜂操祈にとっては嬉しかったのではないでしょうか?
他のサイトを見ても、この単行本は単品で読めるという評価を受けているっぽいです。
本編作品ではありますが、実質上条当麻に好意を寄せる超能力者の一人の物語、としてのサイドストーリーですので、世界観を知りたいのであればwikipediaでも読んでからさくっと読んでみてくださいな。
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