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レビュー:スニッカーズ

おなかがすいたらスニッカーズ(迫真)

ということで、本日は甘いチョコレート菓子の一、スニッカーズを紹介します。

商品名 スニッカーズ(Snickers)
販売元 マースジャパン
原産国 数年前から中国
1本約247kcal
希望小売価格 130円(税抜)


MZ姉貴

http://snickers.jp/index.html

『ピーナッツ入りのヌガーの上にキャラメルを絡めたピーナッツの層を重ね、ミルクチョコレートで全体を覆った棒状の菓子』


メインはスニッカーズ・シングル - 最も普遍的に売られているスニッカーズ。
2013年頃からロシア産から中国生産へ移行、味がかなり落ちました…。


以前は黄色いスニッカーズがあったのですが(味はピーナッツバター)
最近見なくなりました…。
今市販されているのは薄い黄色のアーモンドとの二種類だと思われます。


味は中国産にシフトしてもそこそこのおいしさがあります。
甘みが強い。溶けたキャラメルが口内に絡みつく。
甘党の方はまあ食べたことがあるでしょう。


二本連続で食べる方はいらっしゃらないかと思いますが、1本247kcal
カロリー/体積で考えればかなり高い値を出すかとは思いますが…
(正直ポテトチップス1袋食べれば300kcal超えるので
 そんなに気になるなら食べない方が一番ダイエットになると思います)
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ポテトチップス のりしお

ポテトチップス のりしお

334kcal(60g版)

販売元:カルビー株式会社
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-3
丸の内トラストタワー本館22階
TEL.03-5220-6222
設立 1949年4月30日

いやいや、こんなこと書かなくていいから(良心)

―――
では、肝心のレビュー

私、普段「コンソメパンチ」味しか購入しないのですけど(次点でうすしお…というかチップスターとかに流れてしまう)
封を開けた瞬間

海かな?


なんて、とんでもないことをあっさり想起しました。
普段
食べないせいなのか、匂いがしっかりあるのかわかりませんが
コンソメパンチよりも封開けた瞬間にのりしおの匂いが一瞬で広がりましたね、頭がパーン

当然うすしおよりも味は濃いですし、食べた後には口を注いだ方が間違いなく良いかと思われますが、基本的な味で食べやすいとおもいます。

結局は塩味だし。

可も不可もなく、コンソメやうすしおを定期的に食べる人は、たまには似たような違う味を楽しむ的な流れで買ってみるのもよいのかもしれませんね。

レビュー:[東方自作アレンジ] beginning [原曲:怪綺談 ~ Mystic Square]

[東方自作アレンジ] beginning [原曲:怪綺談 ~ Mystic Square]
作曲者:ZUN
編曲者:まりつみ


始めましょう(提案)


東方怪綺談 ~ Mystic Squareとは1998年冬のコミックマーケット55にて頒布された東方弾幕STGの第五作目。
制作者は当然ZUN。
機種はwindows…ではなく、PC-98なのもご愛嬌
ガラパゴスケータイならぬ、ガラパゴスPC。よってそのシェアは無論(察し)
というか現物見たことがある人の方が少ないのではないでしょうか?

今回紹介するニコニコ動画投稿の東方自作アレンジ作品は、そんな旧作東方のオープニングテーマ
ゲーム名と同一の『東方怪綺談 ~ Mystic Square.』です。

一瞬bad apple feat. nomicoの入りかな?と思ったのは割愛しません

編曲者はトランスミュージックが主のようですので、もともと雰囲気がwin版東方以上にテクノっぽい(FM音源のせいかな)原曲をますます深淵に叩き込むかのようなそんな印象があります。

『寝たら死ぬぞ今から飲むぞ』っていう風に、それぐらい、勢いの(以下略)

mp3配布もされているのでぜひ興味があれば聞いてみましょう

レビュー:漫画版 ウィザードリィ 第2巻(石垣 環)

ウィザードリィ
第2巻:死闘編
石垣環 宝島COMIC


伝説の名ゲーム 『wizardry #1 狂王の試練』のコミカライズ版です。
この作品、2年前に偶然ブックオフで買いました。一部ページとれかけがありましたが…ページは全部そろってます。

1989年作品です。
古本屋等で手に入れるしかありません。ひょっこり100円で売ってたり、オークションで無駄に高く売ってるかもしれません。


ちなみに私のウチには一巻がありませんので、登場キャラの出会いは全くわかりません!
インターネットに転がっていると思うので探してちょ(ひどい)
↓ありました
つれづれ読書日記 往年の名ゲームでいざっ



2巻の流れは、主人公含め若年層パーティが成長していく様が描かれています。
この漫画のキモはヒロインの一人である主人公メンバーの若きエルフ リリス、およびその双子の姉エリス。

主人公パーティ:善や中立のパーティ
主人公のライバルの属するパーテイ(仲間になるが・・・):悪のパーティ

「魔除け」とはなんなのか、トレボーとはなんなのか、この世界はなんなのか
漫画版独自の解釈も、wizardryの世界観に全く損なうことなく、絵柄も(当然80年~90年だなので)古臭くも
血なまぐさいダンジョン系の漫画には適したものであります。



なお、ヒロインのリリスはハマンを使用して命を落とすという…oh

レビュー:果汁グミ ぶとう(明治:元明治製菓)

いつの間になんでもレビュー感想ブログになってしまったのか?

気まぐれだからどうせまた数年越しの更新になるから 大丈夫だって安心しろよ~


果汁グミ 製造者 株式会社明治 東京都江東区新砂1-2-10
http://www.meiji.co.jp/sweets/candy_gum/fruits_gummi/

大体108円くらい


グミ自体、価格の割には量が少ない(重量的にはポテチと同じ程度なのだけども・・・)ため
普段あまり買いませんが、

多分このグミは硬い方ではないかと思います。
硬いグミ、好きです。歯ごたえのある感触が好きです。

味の方も、封を開けた瞬間匂ってくる葡萄のにおい!
味も果汁が詰まってるかのごとく濃厚かと思われます。


あと、葡萄味は、グミが葡萄の形になっているため、葡萄の粒がざらざらした舌触りをもたらします。


ただ、個人的な好みの問題で、単に甘いだけのグミは誰かに頂いたりすれば喜んで食べますが
購入してまではほしいと思わない人です。(でも寒天は食べるというね)

みかんやぶどうみたいな酸味に比重が傾いている甘酸っぱい味のグミがおいしいという判断をしているのかもしれませんね。


というわけで、今回は漫画でもなくぷよぷよでもなく、果汁グミぶどう味のレビューでした。


いや、最近のぷよ熱もどきに惹かれて、どりまぷよグミ買ってみるか~って思ってたんですわ
記憶では安売り品を一回買ったことがある(はず・・・)程度だったので!

レビュー:漫画版 真月譚月姫 第9巻

type-moonが生んだ名作・怪奇伝
その第一作(厳密には空の境界がweb投稿版があるので二作目になるのだが…)

18歳以上専用の同人ノベルゲーム『月姫』コミック化作品




コミックアンソロジーやサイドストーリー的な文庫はいくらか…というかかなりある。
が、公式の下、公式ストーリーの作品が描かれるのは当然この作品が初

え?アニメ?
カレー食ってないだけで黒歴史扱いされてるらしいですけど、音楽性含めてアルクウェイドルートとしては十分◎な作品だと思うんですけど。


さてさて、月姫全体の簡単な説明をば




舞台はとある日本の地方都市
表向きは現代社会よろしく科学が発展した情報化社会(時代設定が1990年代後半なため)
この世界の裏側には、人以外にも魔術と呼ばれる神秘、人外と呼ばれるその名の通り人では非ざる者が存在しているそういった世界。
主人公遠野志貴もまた、過去の大怪我につき、生死をさまよった結果、視覚情報にて物事の死を捉え、殺すことのできる『直死の魔眼』と呼ばれる能力を得る。
しかし、幼少時のこの大怪我が元により、遠野一族の将来の長には到底できないとのことから、父親から勘当、分家である有間家の居候となる。
高校2年、その父親が逝去し、志貴の妹であり、遠野家の長女・跡取り娘であった遠野秋葉は高1の身でありながら遠野家当主となるが、当主命令につき、兄である志貴は突如実家に呼び戻されることになる。
その頃、町では猟奇的な殺人事件が何度も発生するようになる。
その死体はどれもこれも血を抜かれ、まるで現代に吸血鬼が現れたかのようなに噂された…。

父親の死と当主となった妹秋葉の命により、お世話になった有間家を去り、実家で再度生活することになった遠野志貴。

かつて住んでいた実家、と呼ぶには似つかわしい遠野家屋敷での人との出会い・再会
そして、町や学校での新たな出会いは、どれもこの町で起きている吸血鬼事件の断片へとたどり着くことになる。

遠野志貴の今後の選択により、何と出会い、何を主眼に置き、何のために戦うかはこの段階ではまだ確定していない。
吸血鬼事件の真相、あるいはその発端となる真相、さらにはその事件につき間接的に起きた事件の真相、どれを掴み、どれを救うルート(人生)かは遠野志貴の選択肢次第だ。



長い(konami)

こんなあらすじ要らないからさっさと9巻の説明して、どうぞ。


の前に。

この作品、完結作品です。長期連載の末、無事完結することができた作品であります。
が、別に絵柄も問題なく、話も割愛されておらず(というかちょくちょく他ルートからの情報的肉付けもあったりします)、土台はメインヒロインであるアルクルートを描き切っております
月姫という作品は、怪奇ビジュアルノベルというべきで、
序盤の選択肢のみでいわゆる表ルートと裏ルートに分かれてしまいますので、他のキャラのルートを完璧に網羅するアニメ版kanonやrewriteのような進め方はできないのであります。

fateもやっと2015年にUBWルートアニメ化されるくらいだし。セイバールート2006年作品

とのことで、一般的な吸血鬼、死徒の吸血鬼的な意味での親にあたる上位存在真祖の中でも姫君とされる存在アルクェイド・ブリュンスタッドをヒロインとするストーリーを踏襲しております。

9巻はぶっちゃけ、アルクルート終盤も終盤です。
物語の佳境というかラストバトル直前から始まります。
これ、全部で10巻までなので別におかしくはない、紹介する巻数がおかしいだけだ

今回の吸血鬼騒動を起こした張本人かつ黒幕である吸血鬼ロアと単身戦いに向かったアルクを追い、自らも戦うために自分が通う学校へ入ったところから始まるので、本当に佳境でございます。

本来真祖という存在は吸血鬼の上位と呼ぶべき存在で、月からのバックアップがあれば死の点どころか死の線だってろくに見えないというのに、満月でありながら死の線に死の点がまるまる直死の魔眼で見えてしまうほどのアルクはまさにひん死の有様。

まあ、殺人貴改め遠野志貴がアルクと出会って開幕十七分割なんて決めるから弱体化はなはだしいわけですけど。

そして、生物の死が見えるぞヤターなんて抜かしているおまぬけ吸血鬼ロアに対しては、
「これがモノを殺すっていうことだ」
と言わんばかりに見せつけていく志貴。

さっさとアルクを瞬殺した七夜家特有の退魔衝動を見せつけろっていうね
しかし、17回も死んで輪廻転生しても命の源の箇所しか見えないとかほんまつっかえ
心臓ぶっさすのと対して違いないんですよ?人外にはただのクソザコナメクジみたいな能力なんで
これくらいなら魅了の魔眼のほうがはるかに有能
といっても、魅了の時点でランクA相当あったようなきがするんですが、それは…



ともかく、ロア戦がまさに9巻の内容となりますが、作者がいろいろ書きまくってくれたおかげか9巻でぎりぎり完結しませんでしたw
シエルがロアに第七聖典でとどめを刺した後、志貴が学校でそのまま気絶してしまうところで9巻は終わりです。

月姫自体は2003,4年の時点ですら正規品入手困難のプレミアが付くレベルなので、他のエロゲにおいても10年以上のゲームを入手するのは相当な専門店を訪れても難しいのではないかと思います。

月姫のこのルートについては、漫画版のクオリティが高杉ィ!なので問題ないと思います。
あと原作表ルートだけでは、結局のところ、「遠野志貴」という人外外れた能力を持つことになった本当の理由が判明しないんですが、アルクルートの中で真相を掴ませる流れに至っているのは非常に良い出来だと思います。

高杉さん家のおべんとう 1巻 2巻

イキスギィ!イクイクアーイキソ


あらすじ
博士号は取ったものの無職で大学の研究室にいる温巳(はるみ)は未来への見通しもつかないまま
少し大きい文字日々を過ごす31歳。
ある日年若い叔母の美哉が急逝し、12歳の従妹久留里(くるり)を引き取ることに。
他人に心を開かない久留里との共同生活。
ふたりが近づくきっかけは
「おべんとう」だった。
(以下略)

MFコミックス(メディアファクトリー) フラッパーシリーズ
高杉さん家のおべんとう 1巻 2010年1月31日 初版第一刷発行
および2巻の感想です。


31歳、無職です。(24歳、博士課程前期学生です。)
12歳で黒髪ロングの美人中学1年生が来る時点で
「あっ・・・(察し)」
と思い込んで読み始める男がいるかもしれませんが、そういうエロい話ではありません


高杉温巳:地理学の博士号を取得したオーバードクター(早い話が就職浪人中の無職)、31歳研究生です。
高杉久留里:中学一年生、温巳の叔母の娘。叔母である美哉が地元から家出同然で飛び出した後での出産・母子家庭であったため、結果的にほぼ温巳が引き受けることになった模様。
香山玲子:温巳の同期、すでに他大学の准教授(ファッ!?)、娘なつ希は中学時代の久留里(つまり1、2巻)の同級生
小坂りいな:北大北海道H大学からの特別研究員、アニメ版キミキス の星乃結美やアニメ版canvas2の桔梗霧的立ち位置よりももっと手前の両想いらしい。完全敗北
ネタバレどころかもっともらしい発展までもいかないのか…大人の恋愛って悲しいわ(困惑)


恋愛要素はある、というかだんだん膨れ上がっていく感じがします。
最終巻あたりでは肝心の「おべんとう」よりも恋愛要素が重きを置かれているうえに
作者が叩かれているとの話もあるので、どうなっていくかは興味あるところでありますが


仮にも女性漫画家の描く恋愛要素ありの漫画なんだから、少なくとも女性向けの時点で
多少人間関係がどろりとしてきてもそれは感性の問題で仕方ないのではないかと思いますが(まだ3巻以降未読)

中学1年生から高校3年生までの6年間を過ごすのだから、その間の久留里や保護者(正確には未成年後見人)にあたる主人公温巳の
男女関係の進展を踏まえれば
1、2巻における家族誕生の時期なんてとっくに抜け出しているわけでして

それぞれが男女の恋愛へ向かいつつ疑似親子あるいは兄妹として家族を形成するのか
前述の家族ではなく、恋人等としての夫婦的な家族を形成していくか
の二つのうちのどちらかにたどり着くはずです。

別居・家出案はNGw

3巻を見始めるところですが、文章や背景も読み飛ばすことなくじっくりと読んでいきたいと思ってます。

今更3DS買いました(半分嘘)

実は二週間前に2DSを買って感動していたのですが(安さで)

いざ遊んでみると・・・
スマブラはともかく、ぷよぷよテトリスの十字キーでの操作がしっくり来ない
画面が小さい(スワップなどのせいかレイアウトの関係でフィールドが小さめ・・・)

と細かい部分に不満が出てしまいました(視力が悪いのです。HALO demoのスナイパーも先読みに加え適当視力というクソザコナメクジでした(*´ω`)┛

で、結局どうなったかというと
"new"3DSLL←new LL(強調)

でかい つよい (確信)(小学生並の感想)



ただ2DSの箱をみていたときに
”DLCの引越し作業はできません”
みたいな文章があって、まーたDLCキャラ(ロイとかカムイとか、ぷよの声違いキャラとか)再購入するのかぁと思っていたところ
2DS→new3DSへの引越しはできるとのことでした(一方通行的引越し)

まあ、ぷよテトみたいな、前作のBGMを追加するだけのお手軽有料DLCなんて当然気に食わないのに引越しすら一方通行なのはかなり腹立たしいというか

そりゃあスマホ課金と同一土台に立っちゃったらお手軽・他人と繋がり易い利点のある、中身のないスマホゲーに負けると思いました。

(ぷよクエはまさに家庭用ゲームの敗北って感じですが、ぷよの存続としてはまぁよし



一番の無駄は2DSの画面の小ささよりもぷよテトのフィールド画面の小ささを気にするべきでしたね…
両方確認してから購入すべきでした、2DS…

というか、スマブラ+2DS目的なだけだったのに、ぷよ熱が徐々に上がっていくとは予想していなかったので1万円損しましたね(笑う)

感想:新約とある魔術の禁書目録11巻

ブログほったらかしにしていておもったのですが、
せっかくなので読み終えたり、読んでいる途中の作品・商品の感想をつらつら書き残していく方がブログネタ的にもいいのではないのかなーと思い、唐突に更新することにしました。


というわけで、2年前に商品券もどきで購入したのに一年以上ほったらかし
その後も数ページずつ読んではまた位置から読み直していた無駄このライトノベルを取り上げます。


新約とある魔術の禁書目録11巻 作者 鎌池和馬
 
その為の右手 説教おじさん

ネットやっている人であれば、この作品自体を聞いたことがない人は恐らくいないでしょうし、
『幻想殺し(イマジンブレイカー)』 「その幻想をぶち殺す」 【上条当麻】

これらの単語が有名なので、寧ろ知らないほうが珍しいのではないでしょうか(偏見)


真面目にいきます。


 この11巻の主人公は、本編の主人公こと上条当麻やその仲間達ではなく、
上条当麻に片思いしている暴れ系ヒロイン御坂美琴を主人公とするスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲」の登場する敵キャラ的位置で初登場した女性キャラ【食蜂 操祈(しょくほう みさき)】となっています。

 スピンオフ作品の超電磁砲では、この食蜂が単行本掲載時には、
上条当麻と初めて出会うシーンのセリフが【まるで初対面ではない】ようなニュアンスを持ったものに置き換えられていたことでちょっとだけ話題になりました。

この作品を薦めたい理由としては、
 ・上条当麻との意味深な関係が明らかになる
 ・↑のことや、他のちょっとした予備知識があればこの作品単品だけで完結する内容なので、
 過去作品を見て世界観を全部掴む必要がない
ところです。

 いきなりこの一冊を読み始めるのも良し、ということで今日の題材はこれになったわけです。

ではネタバレありきの感想イキマスヨーイクイク


【食蜂 操祈の過去の思い出と今を生きる物語】

 序盤は上条当麻と初めてであった交差点から、当時(1年前)の回想を交える形で上条との思い出のある場所を散歩していく形になります。
 が、最後に辿り着いた思い出の場所が記憶とまったく違うことから状況が一変する。
 「記憶にある光景」と「目の前にある光景」が全く違う。
 大規模工事の記録もなく、万一そんな工事があれば間違いなく街への影響がでる程度に光景が違う。

 食蜂操祈は自分の心のよりどころともなっていた記憶を他者から傷つけられたことに激昂し、まだ見ぬ敵へと挑むのであった。



 で、食蜂操祈は「心理掌握」という学園都市の超能力者(レベル5)認定、序列第五位の能力者であります。
その力を以ってしても自分の上条当麻の出会いの記憶を裏付ける証拠を導き出せない、むしろ出会ってない可能性のある証拠しか出てこないことに自分自身の記憶に疑いをも持ちはじめてしまいます。

 中盤以降は、自分の記憶が他者に弄繰り回されているのかを中心としつつ、単身で自分の問題を解決しに行くわけです。
「心理掌握」の能力上、他人を操ったりしますし、敵対というか上条関係の知人を訪問したりなどしていくわけですが、
最初から最後まで主人公側の視点はこの食蜂だけです。


 敵側の視点はありますが、食蜂操祈の事情を知ってる主人公側の視点は食蜂だけに固定されています。
そのため、食蜂以外の中立or味方勢力から食蜂への視点がありません。
読み手が敢えて食蜂の立場に立ってこのラノベを読むのもよいかもしれません。
これは夢なのか、現実なのか・・・。ってなってますからね。
心理掌握でありながら自分の記憶に自信が持てない恐怖、自分の記憶の違いを証明するかのような証拠の数々
なお、敵勢力が無駄に大掛かりに改竄したものばかりの模様←ネタバレ

 終盤にかけては、食蜂の【記憶違い】に関するネタバレ及びそこに至った敵の目的が判明していくわけですが、
上条関係の知人の差し金とはいえ、ある意味食蜂操祈自身が掴んだチャンスともいえましょうが

彼が特に語ることもなく、偶然にも(偶然ではないが)颯爽と助けに来るシーンは、彼が彼女を知人としてもはや認識できないことを知っている食蜂操祈にとっては嬉しかったのではないでしょうか?

 他のサイトを見ても、この単行本は単品で読めるという評価を受けているっぽいです。
 本編作品ではありますが、実質上条当麻に好意を寄せる超能力者の一人の物語、としてのサイドストーリーですので、世界観を知りたいのであればwikipediaでも読んでからさくっと読んでみてくださいな。
プロフィール

くれなずみ

Author:くれなずみ
Here I am~.
puyoer(ぷよらー)です。

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